兵庫放火殺人事件 検察は被告に対して死刑を求刑
目次
概要
2021年に兵庫県稲美町で発生した放火事件において、小学生である甥2人を殺害したとして松尾留与被告(53)が起訴されました。被告は自宅にガソリンを撒いて放火し、甥2人を眠っている間に殺害した罪に問われています。2024年2月7日に神戸地裁姫路支部で行われた裁判員裁判で、検察は被告に対し死刑を求刑しました。検察は被告の動機が身勝手で残虐なものであり、罪に対する反省の欠如や遺族をさらに苦しめる発言があったことを理由に挙げました。松尾被告は「妹夫婦に精神的苦痛を与えるため」に犯行に及んだことを認め、「死刑になっても仕方ない」と述べています。兄弟の父親も法廷で死刑を求めました。判決は2月15日に言い渡される予定です。
ポイントまとめ
- 2021年に兵庫県稲美町で発生した火災で小学生兄弟が死亡
- 兄弟の伯父である被告が殺人と現住建造物等放火の罪に問われている
- 検察は被告に対して死刑を求刑
- 被告は「妹夫婦に精神的苦痛を与える」との供述をしている
- 被告は犯行を認めているが、反省の態度を示していない
- 神戸地裁姫路支部で行われた裁判員裁判において遺族への苦痛の様子が伝えられる
- 被告の裁判中の発言が遺族をさらに苦しめていると指摘
- 兄弟の父親も死刑を求める発言をする
- 判決はこの月の15日に言い渡される予定