北陸新幹線開業と重なった悲劇、育児に悩んだ母親による無理心中か?それとも事故か?
概要
大阪府島本町のJR東海道線百山踏切で、2024年3月16日午後7時50分頃、敦賀発大阪行きの特急電車「サンダーバード40号」が、線路に立ち入った女性と生後わずか7日の女児に接触する事故が発生しました。
事故現場はJR島本駅から北東に約700メートルの地点に位置します。
この事故により、母子は即座に死亡が確認されました。
大阪府警高槻署によると、亡くなったのは、近くに住む28歳の無職女性とその生後7日の長女です。
踏切周辺の防犯カメラには、女性が遮断機をくぐって線路に入る姿が捉えられており、警察は自殺を図った可能性が高いとみて詳しい経緯を調査しています。
この事故の影響でJR東海道線は、京都−高槻間の運転を一時見合わせました。
運休した上下線計51本の列車と、最大で2時間20分の遅延が発生した約45本の列車により、約4万人の利用者に影響が出ました。運行は同日の午後10時10分に全線で再開されました。
JR西日本によると、特急「サンダーバード40号」には約230人の乗客がいましたが、幸い乗客に怪我はありませんでした。
事故を受けて、JR西日本は利用者への影響を最小限に抑えるため、北陸新幹線で敦賀発富山行きの臨時列車を運行するなどの対応を行いました。
親族によると、女性は育児に悩んでいたとされ、大阪府警は無理心中を図ったとみて調査を進めています。
街角の声
40歳・女性: 「ニュースを聞いて本当に胸が痛みました。子育ての大変さは誰もが経験することですが、一人で抱え込まずに周りに助けを求められる社会であってほしいです。」
55歳・男性: 「毎日この路線を使って通勤しているので、事故の影響で帰宅が遅くなりました。しかし、それ以上に、亡くなった親子のことを思うと、何とも言えない気持ちになります。」
23歳・男性: 「SNSでこのニュースを見たとき、現実離れしているように感じました。でも、これが現実であること、そして、もしかしたら自分の身近でも起こりうることだと思うと、社会全体で支え合うことの大切さを感じます。」
32歳・女性: 「仕事柄、精神的に追い詰められている人を見ることが多いです。このような悲劇が再び起こらないように、メンタルヘルスのサポート体制をもっと強化する必要がありますね。」
60歳・女性: 「孫がいるので、ニュースを見てとても心が痛みました。昔と違って、今は子育てのサポートがたくさんあるはず。でも、それがうまく行き渡っていないのかもしれません。」
47歳・男性: 「事故が起こった踏切はよく知っています。今回の事故をきっかけに、地域や社会がもっと連携して、こうした悲しい出来事を未然に防げるような仕組みを作ってほしいです。」
まとめ
- 事故発生日時: 2024年3月16日午後7時50分頃
- 場所: 大阪府島本町、JR東海道線百山踏切
- 事件: 敦賀発大阪行き特急「サンダーバード40号」が線路に立ち入った女性と生後7日の女児に接触
- 結果: 女性(28歳、無職)と生後7日の女児が死亡
- 事故影響: JR東海道線、京都−高槻間の運転を一時見合わせ。約4万人に影響
- 運転再開: 同日午後10時10分に全線で運転再開
- 乗客: 「サンダーバード40号」の乗客約230人にけがなし
- 状況: 防犯カメラに女性が遮断機をくぐり線路に立ち入る様子が記録
- 警察の見解: 自殺を図った可能性が高いとみている