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地元住人が安全性を危惧していた「第4種踏切」で9歳女児の死亡事故が発生!「第4種踏切」を廃止できない安全性と利便性の利害対立の実情

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目次

概要

2024年4月6日午前、群馬県高崎市で悲惨な事故が発生しました。9歳とみられる女児が、犬の散歩中に電車にはねられ、亡くなりました。
事故は午前9時前、高崎市吉井町にある上信電鉄の踏切で起こりました。
警察の報告によると、この踏切は遮断機や警報機が設置されておらず、通行する際の注意が必要な場所です。
目撃情報によると、女児は犬を追いかけて踏切内に飛び込んだとされています。
この事故で電車に乗っていた約50人の乗客は無事でしたが、上信電鉄は約2時間、運行を中断しました。
国の運輸安全委員会は、詳しい事故原因を調査するために鉄道事故調査官を現地に派遣しました。
地元住民は、遮断機のない危険な踏切に対し、長年にわたって懸念を表明しており、この事故が再びその危険性を浮き彫りにしました。
警察は女児の身元の確認と事故の詳細な調査を進めています。
地域社会はこの悲しい出来事によって深い悲しみに包まれており、安全対策の見直しが求められています。

踏切の種類

第1種踏切:
全ての電車が通る時に警報が鳴り、遮断棒が下りるタイプです。
これには、完全に自動で動作する第1種甲、人が遮断棒を操作する第1種乙、その他に半自動や重力で動くタイプがあります。第1種乙は安全上のリスクが高いため、第1種甲または立体交差への変更が進められています。

第2種踏切:
交通量が多い時間帯だけ警備員が配置される踏切です。
このタイプの踏切は手動で運用されており、警備員がいない時間は、電車が来ても遮断機が自動で下りないため、通過が許可されていると誤解されることが多く、その結果として事故が頻発していました。
このリスクが高い踏切は、昭和40年(1965年)度までに廃止されました。

第3種踏切:
遮断機がなく、警報機のみがある踏切で、全自動または人が操作する半自動タイプがあります。

第4種踏切:
この踏切には、警報機や遮断機が設置されていません。
安全を確保するための装置は、踏切標識と簡易な遮断柵だけです。
この踏切を渡る際には、人々が自分の目で電車が来ていないか確認し、安全を見極めながら横断する必要があります。

「第4種踏切」の現状

国土交通省のデータによると、2023年3月の時点で、日本全国の踏切の約7.4%、つまり2408箇所が遮断機や警報機がない「第4種踏切」となっています。
上信電鉄の踏切134箇所のうち、45箇所がこの第4種に該当し、特に地方で運行している小さな鉄道会社に多く見られます。
日本では踏切が少なくなってきており、第4種の踏切も安全な「第1種」に改良されつつあります。
国は遮断機がない踏切の廃止を推進していますが、地元の反対により、すべてを廃止するのは難しい状況です。
上信電鉄で、過去にも遮断機がない踏切での事故が発生しています。
最近では2021年12月に群馬県富岡市で90代の男性が電車にひかれて亡くなる事故がありました。
その後の調査で、この踏切では2000年以降にも車と電車の衝突事故が2回発生しています。
上信電鉄は踏切の廃止を検討しましたが、地元住民や土地所有者からの反対により、合意に至らず、現在も踏切には遮断機や警報機が設置されていません。

街角の声

42歳、男性:「ここの踏切は昔から遮断機がないってことで、地元では有名だったんですよ。子供たちが学校に行く途中でも使うんですが、毎回、心配でした。事故が起きてしまって、本当に残念です。これを機に、何か安全対策を強化してほしいですね。」

35歳、女性:「私自身も子供がいるので、今回の事故は非常にショックでした。遮断機や警報器がない踏切は、明らかに危険です。自治体や鉄道会社には、早急に安全対策を講じてもらいたいです。子供たちの安全が最優先されるべきです。」

60歳、男性:「私たちの世代から、あの踏切の安全性には頭を悩ませていました。遮断機がないことは、何度も地域の会議で取り上げられていたんです。でも、改善されないままで…。今回の悲劇が、安全対策の重要性を再認識させるきっかけになればと思います。」

28歳、女性:「この踏切を通るたびに、いつか何かが起きるんじゃないかと心配していました。実際に事故が起こってしまい、とても悲しいです。遮断機や警報器がないと、特に子供たちが危険にさらされます。速やかに安全対策を実施して、二度とこのような事故が起きないようにしてほしいです。」

50歳、男性:「地元で起きたこの事故には心を痛めています。長年、遮断機や警報器のない踏切の危険性を地元住民は訴えてきましたが、残念ながら十分な対策は取られてこなかった。今回の事故を教訓に、子供たちの安全を守るための具体的な改善策を求めます。」

まとめ

  • 事件日時: 2024年4月6日午前
  • 場所: 群馬県高崎市、上信電鉄の踏切
  • 事故内容: 9歳とみられる女児が電車にはねられ死亡
  • 状況: 女児は犬の散歩中、遮断機と警報器のない踏切に入り事故発生
  • 目撃情報: 女児が犬を追いかけて踏切内に飛び込む
  • 被害者: 9歳とみられる女児がその場で死亡
  • 踏切の安全設備: 遮断機や警報機が設置されていない
  • 乗客の安全: 電車にいた約50人の乗客は無事
  • 運輸影響: 上信電鉄は約2時間運行を中断し、午前11時前に運転再開
  • 地元住民: 遮断機のない踏切の危険性について以前から懸念を表明
  • 対応: 警察が身元の確認と事故原因の調査を進行中
  • 国の対応: 運輸安全委員会が鉄道事故調査官を派遣し、原因調査を実施
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