華麗なる宝塚歌劇団の至宝、月城かなとさん!華麗なる月組トップスターに君臨する彼女は何者か?
宝塚歌劇団の月組トップスターとして華麗に活躍中の月城かなとさんについてご紹介します。
彼女の生い立ちから現在までのキャリア、そしてその魅力に迫ります。
月城かなとさんといえば、神奈川県横浜市出身の美しき舞台俳優として知られています。
身長172cmのスラリとしたスタイルと、優雅でノーブルな立ち姿は多くのファンを魅了してきました。
彼女は宝塚歌劇団の中でも特に輝かしい存在として、その演技力と存在感で多くの観客を虜にしています。
月城さんの愛称は「れいこ」。
彼女のファンの間では、この愛称で親しまれています。
彼女の魅力はその美貌だけでなく、情熱的な演技と多彩な役柄を見事に演じ分ける実力にもあります。
宝塚歌劇団は、多くの才能あるスターを輩出してきましたが、月城さんはその中でも特に注目される存在です。
彼女の舞台での輝きは、これまで多くの観客に感動と喜びを届けてきました。
では、そんな月城かなとさんのこれまでの歩みを見ていきましょう。
幼少期から宝塚音楽学校へ
月城かなとさんは、神奈川県横浜市で生まれ育ちました。
幼少期から彼女は何事にも一生懸命に取り組む性格で、自分が決めたことに対して全力を尽くすタイプでした。
高校1年生の時、友人から借りたビデオが彼女の人生を大きく変えるきっかけとなりました。
そのビデオは、宝塚歌劇団の朝海ひかるさんが主演する「Romance de Paris」でした。
この作品を観た月城さんは、その華麗な世界に心を奪われ、「ここに入りたい」と強く願うようになりました。
その後、実際に宝塚歌劇の舞台を生で観劇した月城さんは、その魅力にますます引き込まれていきました。
彼女が通っていた進学校は勉強が非常に厳しかったため、音楽学校への進学は両親から「受験は1回のみ」という条件付きで許されました。
それでも月城さんは、その限られたチャンスをものにしようと全力で取り組みました。
音楽学校の受験のためのレッスン期間はわずか3ヶ月程でしたが、持ち前の努力と熱意で見事に合格を果たしました。
このようにして、月城かなとさんは宝塚音楽学校への道を切り開き、将来のトップスターへの第一歩を踏み出しました。
彼女の熱意と決意は、この時すでに輝いていたのです。
宝塚歌劇団への入団と初舞台
2009年、月城かなとさんは宝塚歌劇団に95期生として入団しました。
初舞台は宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で、その後、雪組に配属されました。
入団時の成績は17番であり、彼女の実力が高く評価されていたことが伺えます。
入団後すぐに月城さんは、その美しい容姿とノーブルな立ち姿で多くの注目を集めました。
2013年、彼女は「Shall we ダンス?」で新人公演初主演を果たし、その後も「心中・恋の大和路」や「銀二貫」などで主演を務め、若手ながらもその実力を存分に発揮しました。
特に「心中・恋の大和路」で演じた与平役は、彼女自身が一番出演したかった作品であり、この夢が叶ったことは彼女にとって大きな喜びとなりました。
雪組時代の月城さんは、舞台でのパフォーマンスだけでなく、その努力と情熱が評価され、2014年には阪急すみれ会パンジー賞新人賞を受賞しました。
このように、彼女の才能と努力は着実に評価され、彼女のキャリアは順調に進んでいきました。
雪組での活躍を経て、月城さんは多くのファンに愛される存在となり、宝塚歌劇団の中でもその存在感を増していきました。
彼女の舞台での輝きは、まさに宝塚歌劇団の魅力を象徴するものでした。
月組への移籍と飛躍
2017年、月城かなとさんは月組に移籍しました。
この移籍は彼女のキャリアにとって大きな転機となりました。
月組に移籍した翌年の「THE LAST PARTY」では、月組3番手として東上公演初主演を果たし、その後も「エリザベート」でルキーニ役に抜擢されました。
ルキーニ役は、演じた男役が後にトップに就くことが多い役柄として知られており、月城さんの実力が改めて評価された瞬間でした。
「エリザベート」では、2番手スター・美弥るりかさんが休演した際に、代役としてフランツを見事に演じ切り、その演技力の高さを示しました。
2019年には「I AM FROM AUSTRIA」で新生月組の2番手に昇格し、彼女の存在感はますます増していきました。
2021年の「ダル・レークの恋」では、2度目の東上公演主演を務めました。
この公演は当初全国ツアーの予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期され、その後TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティでの公演となりました。
このような困難な状況でも、月城さんはその才能を発揮し、観客に感動を与え続けました。
彼女の努力と情熱は、多くのファンに勇気と感動を与え、月組での彼女の存在感はますます輝きを増していきました。
彼女の活躍は、宝塚歌劇団の新たな時代を象徴するものとなっています。
月組トップスターとしての活躍
2021年8月16日、月城かなとさんはついに月組トップスターに就任しました。
これは、彼女の長年の努力とその才能が認められた結果でした。
彼女はトップスターとして「川霧の橋/Dream Chaser」で新トップコンビとしてのお披露目公演を行い、その華やかで力強いパフォーマンスで観客を魅了しました。
トップスター就任後の月城さんは、「今夜、ロマンス劇場で」や「グレート・ギャツビー」など、多くの大作に出演し、彼女の演技はますます磨きがかかりました。
彼女の演じるキャラクターは、どれも深い魅力と情感に溢れており、多くの観客に感動を与え続けています。
2022年には「ブラック・ジャック 危険な賭け」でブラック・ジャック役を演じ、その難役を見事にこなしました。
また、「応天の門」では菅原道真を演じ、その歴史的なキャラクターに深みを与えました。
2023年の「フリューゲル-君がくれた翼-」では、ヨナス・ハインリッヒ役を演じ、さらにその演技力を示しました。
月城さんのトップスターとしての活動は、宝塚歌劇団の中でも特に注目されるものであり、彼女の存在は多くのファンにとって欠かせないものとなっています。
彼女の舞台での輝きは、これからも多くの人々に感動と喜びを届けることでしょう。
おわりに
2024年7月7日、月城かなとさんは「Eternal Voice/Grande TAKARAZUKA 110!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団することが発表されました。
彼女の退団は、多くのファンにとって大きな衝撃であり、惜しまれることでしょう。
しかし、彼女のこれまでの輝かしいキャリアと多くの舞台での功績は、これからも宝塚歌劇団の歴史に刻まれ続けることでしょう。
月城さんは、退団後もその才能を生かし、様々な舞台やメディアで活躍することが期待されています。
彼女のこれからの新たな挑戦に、多くのファンが期待と応援を寄せています。
月城さんの今後の活躍がますます楽しみです。