出会い系とナンパで結成されたエキゾチックバンド・NEE!ファンを魅了し続けるNEEとは何者か?
エキゾチックな音楽でリスナーを魅了し続けた日本のロックバンド「NEE」。
その独自のサウンドは、ロックの枠を超え、多彩なジャンルを織り交ぜた斬新さで多くのファンを虜にしてきました。
個性豊かなメンバーたちが織りなす音楽は、まさに唯一無二。
今回は、NEEの結成秘話からメンバーの背景、そしてこれまでの活動を振り返りながら、このバンドが如何にして音楽シーンに革命を起こしてきたのかを探ります。
その独創的な旅路と、ファンを魅了し続ける理由を一緒に紐解いていきましょう。
はじめに
日本のエキゾチックロックバンド「NEE」についてご紹介します。
NEEはそのエキゾチックな音楽スタイルで、多くのファンを魅了しています。
彼らの音楽は、ロックをベースにしつつも、さまざまなジャンルを取り入れた斬新なサウンドが特徴です。
メンバーそれぞれの個性的なキャラクターも、ファンを引きつける大きな要素となっています。
NEEは、独自のスタイルを貫くバンドとして知られています。
彼らの音楽は、単なるロックにとどまらず、エキゾチックな要素を取り入れた独特のサウンドが特徴です。
バンドのメンバーも非常に個性的で、各自が持つバックグラウンドや音楽的影響が、NEEの音楽に多様性と深みを与えています。
今回は、そんなNEEの結成秘話からメンバーの詳細、そしてこれまでの活動の軌跡まで、ご紹介します。
結成の物語
NEEは2021年9月1日にビクターエンタテインメントのレーベル『Getting Better』からメジャーデビューした4人組のロックバンドです。
彼らは自らを「エキゾチックバンド」と称し、その独自の音楽スタイルで注目を集めています。
NEEの結成当初は「オレンジパプリカ」という名前で活動していましたが、後に改名し、一時期は「nee」と小文字で活動していました。
しかし、2020年4月14日に大文字の「NEE」に改名しました。
この改名の理由は「占い的に大文字の方が良かったから」というユニークなものです。
NEEのメンバーは、ネット上の掲示板で出会ったくぅと大樹によって結成されました。
その後、くぅが友人と共にライブハウスに行った際、バーカウンターで働いていたかほをくぅの友人がナンパし、その流れでかほが加入しました。
この一連の流れから「出会い系とナンパで出来たバンド」と言われることもあります。
さらに、3人体制で行ったライブでギタリストを募集し、夕日が立候補したことで現在の形となりました。
NEEのメンバーは、それぞれが独特の経歴とキャラクターを持っています。
彼らの結成秘話は、まさにドラマティックで、バンドの個性を象徴しています。
このようなユニークな出会いとバックグラウンドが、NEEの音楽に深みと独自性を与えているのです。
個性的なメンバーたち
NEEのメンバーは個性的で、それぞれが魅力的なキャラクターを持っています。
ボーカルとギターを担当するくぅは、1999年3月3日生まれの広島県出身。
中学校時代は卓球部に所属し、高校を中退しています。
くぅは携帯電話をよく無くすため、携帯を持たずヒッチハイクで上京したというユニークな経歴の持ち主です。
彼は全楽曲の作詞・作曲を手掛ける才能あふれる人物で、ボカロP「村上蔵馬」としても活動しています。
彼のファッションスタイルも独特で、黒のバケットハットにゴーグル、Tシャツ、短パン、ロングソックスにサンダルというスタイルは「くぅコス」としてファンに親しまれています。
ギタリストの夕日は、1998年4月4日生まれのロンドン出身。
彼はRed Hot Chili Peppers、Slipknot、Daft Punk、Gorillazなどのファンであり、特にRed Hot Chili Peppersのギタリスト、ジョン・フルシアンテに影響を受けています。
彼のメインギターはMusicmanのAXIS Sports、NashguitarsのST61、FenderJapanのテレキャスターです。
夕日はまた、他のバンドBEYONDGHOSTSなどでも活動しています。
ベース担当のかほは、1997年10月6日生まれの東京都出身で、明治大学文学部を卒業しています。
彼女は元東京初期衝動のベースで、THE BLUE HEARTS、神聖かまってちゃん、銀杏BOYZ、大森靖子のファンです。
かほのメインベースはYAMAHAのBBP35 MNBの5弦で、MusicmanのStingrayも所持しています。
ドラムス担当の大樹は、1994年7月2日生まれの宮崎県出身。
本名は原口大樹で、宮崎県立都城工業高等学校を卒業しています。
Hi-STANDARD、マキシマム ザ ホルモン、aiko、東京事変が好きで、ライブでは黒霧島の前掛けを腰に巻いて演奏するのが特徴です。
活動の軌跡
NEEはインディーズ時代から積極的にライブ活動を行ってきました。
2017年7月に結成され、その年の7月に新宿headpowerで自主企画を開催しました。
このライブで不在だったギターを募ったところ、対バン相手であった夕日がその場で名乗りを上げ、加入することとなりました。
10月には再び新宿headpowerで自主企画を開催し、次第に注目を集めていきました。
2018年1月には3度目の自主企画を新宿headpowerで開催し、1stシングル「トゥッタッタ」を300枚限定で発売し即完売しました。
4月には新宿の3会場を貸し切って「被害妄想フェス」を開催し、多くのファンを集めました。
2019年には初のOfficial Music Video「歩く花」をYouTubeで公開し、その後もシングルリリースや全国ツアーを成功させました。
特に「不革命前夜」のミュージックビデオはSNSで話題となり、多くの公式プレイリストで上位にランクインしました。
NEEの楽曲は、そのエキゾチックなサウンドと独自の歌詞で多くのリスナーの心を掴んでいます。
彼らのライブはエネルギッシュで、観客を魅了するパフォーマンスが特徴です。
インディーズ時代から積極的に活動し続けてきたNEEは、着実にファンを増やし、メジャーデビューへの道を歩んでいきました。
大きな転機
2021年、NEEはビクターエンタテインメントのレーベル『Getting Better』からメジャーデビューを果たし、1stアルバム『NEE』をリリースしました。
このアルバムは、彼らの音楽的成長を示す重要な作品であり、多くのファンに支持されました。
NEEはこのアルバムのリリースを記念して、全国ツアー「熱烈スタンプラリー2021」を開催し、福岡、広島、大阪、名古屋、東京と全国各地でライブを行いました。
彼らのライブはどれもSOLD OUTとなり、NEEの人気の高さを証明しました。
YouTubeではチャンネル登録者数が10万人を突破し、ミュージックビデオ「不革命前夜」の再生回数が1,000万回を超えるなど、オンラインでも大きな話題を集めました。
さらに、NEEは他のアーティストへの楽曲提供も行い、Hey! Say! JUMPの30thシングル「群青ランナウェイ」を提供するなど、その音楽的影響力を広げていきました。
2021年8月には、アルバムリード曲「第一次世界」のミュージックビデオを公開し、その斬新なビジュアルと音楽で多くのファンを魅了しました。
NEEは、この年を通じて多くのシングルをリリースし、全国ツアーを成功させ、メジャーアーティストとしての地位を確立しました。
おわりに
2024年5月12日、NEEのボーカルくぅが亡くなるという悲しい知らせが公式サイトで発表されました。
くぅは25歳という若さでこの世を去り、ファンやメンバーに大きな衝撃を与えました。
この知らせを受け、NEEの以降のライブはすべてキャンセルされることとなりました。
NEEは短期間で大きな影響を与え、多くのファンに愛されたバンドでした。
彼らの音楽とともに、くぅの記憶はいつまでもファンの心に残り続けることでしょう。